Qlikは本日、同社が提供する、「データ統合」「分析」「AI」のプラットフォーム「Qlik」におけるAI分析ツールである「Qlik Answers」を、日本で一般提供することを発表した。
「Qlik Answers」は、検索ベースと生成AIの手法を融合したRAG(検索拡張生成)を採用したソリューションだ。さまざまな非構造化データソースから生成された質問に対して、パーソナライズされた関連性の高い回答を提供する。
今回日本での一般提供が開始され、日本語の内部コンテンツを包括的にサポートするとともに、AWSの東京リージョン内で利用することができるようになった。
これにより、日本の組織は、文書、プレゼン資料、電子メールなどの社内の情報源から、日本語のコンテンツを解析するAIを使用して洞察を引き出すことが可能になる。
また、「Qlik Answers」をAWSの日本リージョン内にホスティングすることで、国内の企業は、待ち時間の短縮、コンプライアンスの強化、信頼性の向上を図ることができるとしている。
QlikのCEOであるマイク・カポネ氏は、「Qlik Answersは、安全でコンプライアンスに準拠した枠組みの中で非構造化データを実際のビジネス価値に変換することで、日本企業の競争優位性を高める。今回の発表は、各地域の独自の規制やパフォーマンス要件に対応するために、ローカライズしたAIソリューションを各市場に提供するという当社の取り組みを反映したものだ。」と述べている。