サイボウズ、「kintone」と複数のアプリ内のデータを検索し生成AIが回答する機能のβ版を発表

編集部

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サイボウズ、「kintone」と複数のアプリ内のデータを検索し生成AIが回答する機能のβ版を発表

サイボウズ株式会社は、ノーコード・ローコードツール「kintone(キントーン)」のAI新機能「kintone AIアシスタント(仮称)」のβ版を発表した。

「kintone」は、自社の業務に合わせたアプリを作成できるノーコード・ローコードツールだ。主な機能として「データベース+ワークフロー+コミュニケーション」の特性があり、顧客管理、出張申請、業務日報などの用途で活用できる。

今回発表された「kintone AIアシスタント(仮称)」は、kintoneと生成AIと組み合わせることで、チームのデータ活用を支援する機能だ。

今回提供されるβ版は、「kintoneの検索機能」と「検索拡張技術(RAG)」を組み合わせた新機能で 、アプリに蓄積されたデータを検索する機能を搭載している。

kintone内のチャットで質問をすると、複数のアプリ内のデータを横断的に検索し、生成AIが回答を生成する。

また、検索結果にはアクセス権が反映されるため、権限のないユーザに非公開情報が公開されるリスクがないのが特徴だ。

同機能は、これまでのkintoneの検索機能とは異なり、自然言語による検索など、意味を解釈しての検索結果が期待されている。

「kintone AIアシスタント(仮称)」のユースケースとしては、例えば、問い合わせ対応において、「問い合わせ対応履歴」アプリや「FAQ」アプリのデータから、問い合わせに関する適切な回答を得やすくなるといったものだ。

また、営業業務においては、「案件管理」アプリや「商談記録」アプリに蓄積されている他メンバーの案件内容や過去の商談記録から、ノウハウを得られるようになるといった活用法が挙げられている。

なお、「kintone AIアシスタント(仮称)」のβ版は、2024年11月7日より11月30日まで、kintoneを利用しているユーザを対象に募集し、2025年1月から、応募したユーザの中から限定して提供する予定だ。

その後、β版の運用・検証で得たフィードバックを活かし、AI機能の改善・開発を進めていくとしている。