ミライのゲンバ、製造業特化のAI現場帳票にLLMを活用した「データ出力フォーマットの自動設定」を実現

編集部

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ミライのゲンバ、製造業特化のAI現場帳票にLLMを活用した「データ出力フォーマットの自動設定」を実現

株式会社ミライのゲンバは、同社が提供する、製造現場に特化したAI現場帳票システム「ミライのゲンバ帳票」において、LLMを活用した「データ出力フォーマットの自動設定」を実現した。

ミライのゲンバ帳票は、ペンシルや指を用いてタブレット(以下、iPad)に直接文字を記載するAI現場帳票サービスだ。

これまでは、「ミライのゲンバ帳票」で溜めたデータを生産管理システムなどにデータ連携するためには、データ取り込み担当者が「ミライのゲンバ帳票」からダウンロードしたCSVデータをExcelで開き、システム側のデータ項目の意味を理解した上で項目順に並び替えるなど、データ連携の準備に時間を要していた。

そこで今回、「ミライのゲンバ帳票」と現場システムとをデータ連携できるように、LLMを活用した「データ出力フォーマットの自動設定」を実現した。

これにより、「ミライのゲンバ帳票」のデータを取り込みたいシステム側に合わせたデータ項目の理解や並び替え時間がなくなり、あらゆるシステムに取り込みやすくなった。

ちょっとした作業の置き換えにLLMは有利

限りなくアナログで集めてきたデータを、データベースに整理して格納したいという要望はいろんなところにあります。

これを「格納ありき」でソフトウエアを作ると、ユーザインタフェースが機械的になってしまって、入力者が自由に書き込めなくなるという問題が出ます。

写真で撮影する、声で入力するなど、別の入力方法を取ることでこの辺を回避しようとする動きもあるのですが、手書きのよさもあり、こういった考え方はありではないかと思います。