マニュライフ生命保険株式会社は、マイクロソフトの生成AI技術を採用して開発した生成AI機能を、同社の営業職員が使用する営業用プラットフォームに追加し、運用を開始したことを発表した。
これにより、営業職員は、従来のAI、自動化技術、生成AIを組み合わせた営業サポートツールを活用することができ、大量のデータをもとに、顧客に合わせた提案を行うことができるようになった。
マニュライフ生命 チーフ・マーケティング・オフィサー カーラ・ハートライト氏は、「生成AIを当社の営業用プラットフォームに導入することで、営業職員が自分たちのペースでお客さまと効果的に会話をし、お客さまが納得して決断できるようサポートすることができるようになる。また、マイクロソフト社とのパートナーシップは、当社が常に顧客体験を第一に考え、最高の革新的なソリューションを提供し続ける姿勢を示している。」と述べている。
また、マニュライフ生命CEOのブノワ・メスレ氏は、「生成AIを活用することで、社員や営業職員のサポートを強化し、お客さまやステークホルダーにより多くの利益をもたらすことを目指す。」と述べている。
さらに、マイクロソフト コーポレーション ジャクリーン オフラナガン氏は、「マニュライフ生命保険株式会社様が当社の生成AI技術を採用したことは、金融サービス業界におけるAIトランスフォーメーションの可能性を示している。このツールを活用することで、お客さまのエンゲージメントだけでなく、業務効率の向上も実現する。」とコメントしている。
なお、この新しい営業サポートツールは、2024年11月から3つの営業支社で稼働を開始し、2025年上半期には全営業支社に展開する予定だ。