LM、AIでPontaデータから商品購買を予測しスコアリングするサービス「AItem∞」の提供を開始

編集部

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LM、AIでPontaデータから商品購買を予測しスコアリングするサービス「AItem∞」の提供を開始

株式会社ロイヤリティ マーケティング(以下、LM)は、同社が運用する共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」会員の商品の購買確率を予測してスコアリングするサービス「AItem∞(アイテムインフィニティ)」の提供を、2024年11月5日より開始する。

「AItem∞」は、主に小売業態に販路を持つ食品・飲料・日用雑貨メーカを対象としたサービスだ。

AIを用いてPontaの属性データやJANコード単位の購買データから商品を購入する確率を算出し、Ponta会員にスコアを割り当てる。

具体的には、共通ポイント「Ponta」を通じて複数の小売業態から集まる50万種類以上の商品の購買データとAIを活用し、商品の購買確率を予測してスコアリングする。

スコアを基に、企業の潜在顧客像の可視化やターゲティング広告配信の実現を支援するというものだ。

また、企業が指定する期間における購買を予測することが可能だ。

例えば、8月に実施するプロモーションの場合、同期間中の購買可能性が高い人を予測する。

さらに、LMがPontaのデータを用いて、潜在顧客の属性や価値観、興味関心をプロファイリングする。予測時に生成したAIモデルを活用して、潜在顧客スコアが高いと判断される消費行動の特長も明らかにするとのことだ。

利用の流れは、ID-POSデータをはじめ、属性やアンケートデータなど500項目以上のデータを準備する。

そのデータを、AIを用いて解析し、特定商品の購買ユーザの属性・購買行動・興味関心の傾向を分析する。

そして、AIが生成した購買予測に最適なモデルを用いて、1億人超のPonta会員全体に拡大推計し、潜在顧客スコアを割り当てる。

なお、「AItem∞」の提供に先駆けて実施した実証実験では、乳酸菌飲料の新規顧客獲得に向けたデジタル広告配信を行ったところ、潜在顧客スコアの高スコア者ターゲットにおいて、施策前期間と比較した購買率が約160%となったのだという。

これにより、競合商品の実購買に基づくターゲット(購買率約150%)よりも高い結果が得られた。