積水ハウスとAIQ、住宅購入の悩みを顧客のAIクローンに相談できる「AIクローンオーナー」を開始

編集部

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積水ハウスとAIQ、住宅購入の悩みを顧客のAIクローンに相談できる「AIクローンオーナー」を開始

積水ハウス株式会社とAIQ株式会社は、実際に積水ハウスで住宅を建てた顧客のInstagram投稿の情報をもとに、AIQの特許であるAIクローン技術を活用した「AIクローンオーナー」チャットサービスを、2024年11月12日より提供開始する。

積水ハウスの調べによると、戸建住宅購入を検討している人たちは、住宅購入のプロセスにおける情報源として、住宅メーカからの情報よりも第三者からの口コミや情報を重視する傾向があるという。

そのため、「AIクローンオーナー」チャットサービスでは、Instagramで住まいづくりの進め方やインテリア、ライフスタイルを発信している3名の顧客の投稿をAIで分析・学習させ、投稿の傾向から本人のような応答をするAIクローンを作り上げた。

積水ハウスとAIQ、住宅購入の悩みを顧客のAIクローンに相談できる「AIクローンオーナー」を開始
3名の顧客のAIクローン

このAIクローンとチャットすることで、SNS上で直接質問する際の心理的ハードルを下げ、時間を問わずにリアルな声を聞くことができるというものだ。

なお、「AIクローンオーナー」で活用されているAI技術は、AIQが提供する「デジタルスタッフ」だ。

「デジタルスタッフ」は、人のインサイトを可視化する「プロファイリングAI」とLLM(大規模言語モデル)の技術を組み合わせて、本人のようなコミュニケーションが可能なAIを生成するサービスだ。

積水ハウスとAIQ、住宅購入の悩みを顧客のAIクローンに相談できる「AIクローンオーナー」を開始
AIクローン技術の概要

今後両社は、「AIクローンオーナー」と住宅検討層とのやり取りから得られたデータを分析し、協力可能なインフルエンサーの顧客を増やすことで、空間やインテリアの好みに合わせた利用が可能となるなど、サービスの使いやすさを高める予定だ。

また、このサービスを含めたデジタル領域での顧客体験を向上させ、ニーズに基づく価値提案を目指すとしている。